砂糖は人体に大きな影響を与えます
砂糖がありとあらゆる食品に添加されるようになったのは人々の食生活において近年のことです。
進化論的観点から見て、人類が糖分の多い食品を好むようになったのは、甘い食べ物イコール高カロリー食であるからです。
甘味は、安全な食べ物の目安でもありました。
不快な苦味のする毒性食物や腐った食品を口にして病気にならないよう、甘いものを食べて身を守っていたというわけです。
昔は、カロリーの多い物もしくは安全な食べ物=甘い物でした。
現代において、甘い物のほぼ全ては有害なものになりました。
しかし、人々の食生活が進化し、命がけで食物を探し求めた日々は遠い過去のものとはいえ、脳の配線は当時のままなのです。
その脳の報酬系は、砂糖を摂取すると活性化されます。
例えば、糖分の多いお菓子を噛むと、報酬系に携わる脳内の「快感」シグナル分子であるドーパミンが放出され、糖分への欲求がますます高まります。
そのため、砂糖には強い報酬回路とドーパミン反応があります。甘いものを食べれば食べるほどますます欲しくなり、食べずにはいられない感覚に陥るのはそのためです。
これこそ、消費者が砂糖にやみつきになるよう、まさに多くの食品メーカーが期待を寄せる反応なのです。
別に食品メーカーが皆さんを不健康にしたいわけでも、医療ビジネスの手先という訳ではありません。
消費者に求められるもの、売り上げの良い物を売っているだけなのです。
選択しているのは消費者の皆さんです。
砂糖は麻薬と言われる所以
違法ドラッグを使用した際も、砂糖を摂取した時と同じように報酬系回路とドーパミン反応が活性化されます。
ドラッグ摂取 → 多幸感・全能感 → 忘れられない → ドラッグ摂取
つまり報酬系が活性化されると更に求め、欲求が止まらなくなります。
これが違法薬物を止められない大きな原因です。
あなたは、1週間砂糖を取らずに生活できますか?
耐えられないのであれば、あなたはすでに砂糖依存症の可能性が高いです。
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