1. 空気清浄

つい忘れがちですが、日頃吸い込んでいる空気こそが、ほこり、アレルゲン、汚染物質、ウイルス、細菌の主な汚染源です。

更に、現代人は鼻呼吸ができない人が多く、昨今ではマスクを使用する人が多いので口呼吸を助長してしまいます。

空気中の粒子は、呼吸器疾患を引き起こしたり、アレルギー症状を悪化させる可能性があります。大気汚染物質は、たとえ低濃度でも寿命を縮めてしまうほどで、高濃度ともなれば健康に深刻な影響を及ぼすこともわかってきました。

その理由は、大気汚染物質が肺機能や酸素利用を阻害し、排出系(腎臓、皮膚、消化器系などの解毒を司る器官系)への有害な負担を増やすことにあります。

このことから、健康を守るために身の回りを清潔に保つのと同じく、定期的に室内の空気を入れ替えることも非常に重要なポイントです。

最近の住宅

確かに信州は、比較的空気が綺麗とされていますがお自宅の中はどうでしょうか?

家の中の空気は、一日に何度も循環します。

1970年代に住宅の断熱・絶縁効果が進歩して以来、家庭や職場の換気が難しくなりました。

住宅の中で発生した、塵や埃の大半は体毛や衣服の繊維です。最も多く出回っている衣服の繊維はポリプロピレンやポリエステルといった石油由来の化学繊維です。

最近の気密性の高い住宅は確かに暖かいですが。多くの方が、これらの化学繊維を呼気と一緒に体内循環に取り入れています。

私達は1日24時間、何度も同じ空気を吸っていることになります。

簡単な解決策として、フィルターを1個設置して空気をろ過するだけで、この悪循環を解消できます。

室内の空気清浄方法としてお勧めしたいのが、正規のHEPAフィルター(高性能エアフィルター)と呼ばれる製品を使用することです。HEPAフィルターは、通気口から室内の空気を取り込み、目の細かいフィルターで1日に何度もろ過する仕組みです。このフィルターは、花粉やほこりの他、健康を害する可能性のある微小粒子状物質を取り除きます。

アレルギーや呼吸器疾患、小さいお子さんがいる方には、一日で最も長く過ごす部屋にフィルターを置くことをお勧めます。

多くの人が長時間過ごす部屋といえば、寝室、リビング、書斎などが挙げられるでしょう。

寝室は、特に気を使いましょう。化学繊維を含む埃は空気中にも漂っていますが、床に近いほど多い傾向にあります。

そのため、寝具も布団よりはベッドの方がよいでしょう。

また、小さいお子さんも床に近い位置で呼吸をしているため注意が必要です。

アレルギー症状は結果です。原因は別の視点が必要です。

フィルターを1個購入すれば、一日のうちで過ごす場所に応じて、フィルターを移動させることでお金を節約することができます。それが面倒という方は、フィルターを2〜3個買っておけばいつでも空気清浄が可能です。

さらに、1日1回は数分間窓を開けて換気することで、室内の空気を清浄することができます。淀んだ空気を芳香スプレーで一新したいなら、抗菌性エッセンシャルオイル入りのルームフレッシュナー(室内消臭剤)を選びましょう。一方、避けたい製品は、アレルギー体質の人を刺激し、肝臓や肺への有害な負担が増えやすい化学物質を含む人工香料入りのものです。

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