「5大栄養素」の本当の考え方

多くの人は、「栄養素」という言葉を聞いた場合、「3大栄養素」という言葉を思い浮かべたり、あるいは「5大栄養素」という言葉を思い浮かべたりするのではないでしょうか?

日本ではメジャーな考え方ですが、世界的に見ると異論を唱える意見が多いです。

この語を使った栄養教育こそが、多くの病人を作ってきたのだと言う人もいます。

因みに、「3大栄養素」も「5大栄養素」も、小学生のときに習うことになっています。

そして、「最も大切な3種類は、糖質と脂質とタンパク質ですよ!」と教えられます。

そのように教えられれば、「他の栄養成分は、特に気にしなくてもよいのだ」ということになります。

「子どもだから、最初に覚えるのは3種類だけにしておきましょう…」などと、子どもたちに便宜を図ったつもりなのでしょうが…

高学年になると、「3大栄養素だけではダメです。これにビタミンやミネラルを加えた、5大栄養素が重要なのですよ!!」と教えられます。

その後、この「5大栄養素」という語が、殆どの成人の記憶に留まることになります。「他にも重要そうなものもあるが、覚えるためには5つが限度でしょう」と、受験生に便宜を図ったつもりなのでしょう…

子どもの頃に植え付けられた常識は、その後にどのような高度な栄養教育を受けようが、どのような高度な医学教育を受けようが、思考回路のROMに固着し、上書きされることはありません。

「重要な栄養素を順番に答えてください」という問題を出せば、「糖質、脂質、タンパク質、ビタミン、ミネラルです」と応えてしまうことになります。

なかには、「食物繊維も大切です。ただ、どちらかと言えば5大栄養素のほうが大切です」と答える人がいるかも知れません。

しかし、これにファイトケミカルを加える人は、一部の人を除き、殆ど居ないような気がします。

本当は、5大栄養素と同等以上に、食物繊維やファイトケミカルが重要なのです。

次回ファイトケミカルに関して詳しく説明いたします。

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