精神、感情、肉体のどれ一つをとっても睡眠の質に影響されないものはありません。
睡眠不足の先には、免疫系の衰え、糖尿、癌、肥満、鬱、物忘れ増加など数え上げればいくらでも出てきます。
しかし、そのことの重要性に気が付いている人は少ないです。
研究によれば、一晩寝不足になるだけで、2型糖尿病患者のようにインスリンは正常に機能しなくなる恐れがあるとのことです。
この状態は、老化の加速、性欲の減退、望まない脂肪の蓄積に直結します。
だからこそ睡眠に関して本気で考える必要があります。
睡眠とは?
睡眠=sleepとは
辞書によると『脳と身体が自然に断続的な休息をする状態。その状態にある時は一般的に目を閉じてることが多く、意識を完全または部分的に失っているため身体の動きや外的な刺激に対する反応が低下する』とあります。
ここで注目すべきは
『脳と身体が自然に断続的な休息をする状態』という部分です。現代ではこのような自然な睡眠が減少しつつあります。
例えば、朝まで連続的に眠らなければ不安な人、睡眠導入剤を使い連続的に意識を失っている人、強い光刺激のせいで脳が休まらない人などです
睡眠がもたらすメリット
私たちの体内では、目覚めている時に異化作用(外から摂取した物質を体内で分解する過程)が起こり、眠っている時に同化作用(外から摂取した物質を合成する過程)が起こります。
睡眠時は同化作用が活発になると言われ、免疫力、骨、筋肉の成長や再生が促されます。
つまり、
眠ることで身体が再生され、若さが保てます。
良質な睡眠をとることで
免疫系が強化され、ホルモンバランスが安定し、新陳代謝が促進されます。身体のエネルギーが増加し、脳の働きも改善されます。
「成功するためには睡眠時間を削ってより多く働かないといけない」「死んでから好きなだけ眠ればいい」などといった考え方は大きな間違えです。
研究によれば、
24時間一睡もしていない状態が続いた直後は、脳に送られるグルコースの量が全体で6パーセント減る
という結果もあります。つまりそれだけ馬鹿になるということ。
睡眠が貴重な理由をお分かりいただけたでしょうか?
次回は賢く眠る具体的な方法について話していきます。
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