マグネシウ(Mg)の形成に必要な栄養素です。大人の体には20~28gほど含まれ、カルシウム(Ca)とリン(P)と共にに骨をつくっているミネラルです。
有名なところですと、豆腐をつくる時に使われる「にがり」は、塩化マグネシウムが主な成分です。
カルシウムはそのほとんどが骨に貯蔵されていることは知られていますが、マグネシウムも50~60%が骨に含まれていて、不足すると骨から遊離して、神経の興奮を抑えたり、エネルギーをつくる助けや、血圧の維持などの重要な働きに利用されます。
このマグネシウムですが、9割の人に不足しています。
骨粗鬆症などを懸念されCaの摂取は意識されている方が多いともいますが、Caを骨に貯蔵するためにはMgの働きが必要不可欠です。そのための摂取量が増えると比例してMgの摂取量も増えるのです。
血中に十分なCaがあるにも関わらず、Mgが足りていない状態が慢性的に続くと
Caは行き場所をなくして石灰化という形で、骨にいびつな形状で付着してしまいます。
これにより、石灰沈着性健炎などが引き起こされます。
整形外科・リハビリの観点からのマグネシウム不足のお話でした。
その他、Mgは様々は影響を全身に及ぼすので、積極的に摂取していきたいとこですね。
この記事へのコメントはありません。