フィッシュオイルとは
その名の通り、魚に含まれる油のことを指します。
特徴としては、冷たい海水の中でも魚の身体を適切に動かすために、基本的に液体であることが挙げられます。また、酸化しやすく、保存には遮光瓶・冷暗所での保存が必要です。
フィッシュオイルの主成分はオメガ3脂肪酸(EPA・DHA)と呼ばれるものです。
オメガ3脂肪酸は、サケ、マグロ、サバ、ニシン、オヒョウなど脂肪の多い魚に含まれる有益な油脂です。
アメリカ心臓協会(AHA)は、EPA(エイコサペンタエン酸)とDHA(ドコサヘキサエン酸)の形でオメガ3脂肪酸を十分摂取するには、脂肪の多い魚(約230g)を週2回以上食べるよう推奨しています。
特にアメリカを中心に、圧倒的多数が食事で十分なフィッシュオイルを摂れておらず、サプリメントでの補給が必要な状況です。
フィッシュオイルの摂取は、マイクロバイオームのバランスを整え、大腸を潤滑化して排泄を促すことで、消化器系の健康に重要な役割を果たします。
研究によると、フィッシュオイルが冠動脈内の炎症性粒子を減らすことで心臓の健康を促進することもわかっており、循環器医療の分野でも摂取を推奨されております。
問題点
⑴まがい物が多い
医療・予防医学の分野でも着目されているフィッシュオイルですが、だからこそ巷では偽物が横行しています。見極める鑑定眼を養いましょう。
⑵美味しくない
市販のフィッシュオイルは油の味が気になったり、サプリメント摂取の約30分後に魚油の後味がする(魚臭いゲップなど、胸焼けがする)など、フィッシュオイルのサプリメントは摂取しにくいという人が多い印象です。
解決策
購入の際には遮光の瓶に入っていないもの、遮光でもプラスチック容器に入っているもの、減量の不明瞭なものは避けましょう。これは、同じオメガ3脂肪酸であるアマニ油やえごま油においても同じことが言えます。
また、味に関しては個人差がありますが簡単に防ぐ方法があります。
それは、フィッシュオイルを冷凍保存し、食事の最中に摂取するだけです。
食事や水と共に摂ることでフィッシュオイルが吸収されやすくなる上、冷気で生臭さが気になりません。
フィッシュオイルは熱に弱いので加熱せずに摂取してください。
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