昨今では、『クリーン』という言葉をよく耳にします。
根本治療・自然療法を目指すものにとって、『クリーン(清潔)』という言葉は、汚れや病原菌がないことはもちろん、人の健康を害する可能性のある化学物質や副産物も排除された状態を意味します。
いかにも簡単に判別できそうなことですが、油断すると自分や家族の健康に有害な生活をしていることもあるため注意が必要です。
1970年代以降、おびただしい数(正確には87,000種類以上)の新規化学物質が生成され、生活環境に導入されてきました。
これらの化学物質の多くは、人体や地球環境への影響について研究されているわけではありません。
これまで数百種類の化学物質が研究され、洗浄剤に含まれる相当数の人工添加物に、がん発症のリスクを増加させる可能性があることが明らかになっています。
しかも、これらの化合物の多くは、人間だけでなく他の生物種においてもホルモンのシグナル伝達を妨害する内分泌撹乱物質です。
ホルモンは免疫系、生殖系、神経系の調整に重要な役割を果たしているため、ホルモン値がわずかに変化するだけでも健康に大きな影響を及ぼす可能性があります。
幸い、このような有害成分との接触を最小限に抑えるのに効果的な方法がいくつかあります。今月はそれらをご紹介いたします。
真摯に取り組めば、家の中をすっきりきれいに保ち、同居する家族全員の健康を維持することができます。そして、長期的に見れば、それが家族や未来に役立つ予防医学の実践となります。どれも難しくはないので実施してみて下さい。
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