わかりやすく表現すると
「首と体幹の可動性を出す方法」とは?
ということになります。
まず治療すべきポイントとして、
「僧帽筋」
「ハムストリグス」
「横隔膜」
「斜角筋」
「臀筋」
「後頭下筋群」
「肩甲挙筋」
「胸鎖乳突筋」
が挙がってきます。
今回はもっとシンプルに
「首と体幹の可動性をだす方法」です。
圧迫骨折の方で脊柱に関わるところの
促通は、歩行など様々な動作において
動きをだしていかないといけないと、
円滑な動作に結びつかないです。
それで、本日お伝えするのもそれに
付随したものです。
まず圧迫骨折の方って
脊柱の円背傾向になりませんか?
もしくは、円背傾向だから圧迫骨折をして
しまうとも考えられます。
これは圧迫骨折の構造というか特徴として
椎体の前方がつぶれやすい結果
このような姿勢となります。
この時の姿勢を観察した時に
肩甲骨の位置はどうでしょうか?
おそらく外転位から
さらに屈曲傾向となっているはずです。
このときにストレスがかかってくる筋肉が、
『広背筋』
この筋は筋自体が背中に広くそして長い形状の
アウターマッスルなので
圧迫骨折においては、
起立筋が使えない代わりに
使われるケースが多々有ります。
例えば
起き上がり
立ち上がり
etc・・・
よく起きるときに腕で代償する、または
立ち上がるときの腕での代償など・・・
いわゆるプッシュアップですね。
椅子から立つ時に座面を押して立ったり、膝を押して立ったりする
まさにその動作です。
なのでこの『広背筋』を調整する意義は
幅広いと思います。
圧迫骨折のせいで、脊柱起立筋がうまく使えず、
広背筋に過剰にストレスがかかっている事が
多いので、ぜひここを調節してください。
圧迫骨折においては、姿勢の影響が多々あり、
このような機能障害は
ほぼ間違いなくおこると思います。
圧迫骨折において、頸部・体幹の伸展は
重要であります。
この広背筋の機能を高めることは
とても有意義だと思います。
古今では、そんな視点をもって患者さんの
治療に臨んでます。
院長 保科渡
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