塩尻市はワインが有名ですが、どんなものでものみ過ぎには注意が必要です。
塩尻市民だけではないですが、ワインを愛飲している人は少なくないでしょう。
また、特に赤ワインにはブドウの果皮由来のポリフェノールであるレスベラトロールが含まれているため、寿命延長や心血管関連疾患の予防になるから、毎日飲んでいる!
という人もいるのではないでしょうか?
しかし、たとえ少量ずつであっても毎日飲むことについては、フランス政府も注意を促している、という真実をご存知でしょうか?
この件について記したメディアの記事を掲載しました。
要するに、ワイン大国だと言えるフランスが、発がんリスクが高まるという理由で、特に赤ワインの飲み過ぎに注意を促しているということです。
もう一つはフランスのメディアが出している情報の一部を掲載しましたが、この中には次のような内容が書かれています。
それは、「少量の反復投与が最も有害です」、「ワインを毎日摂取することはお勧めできません」、「アルコール飲料の摂取は、口、咽頭、喉頭、食道、結腸直腸、乳房、肝臓などのいくつかの癌のリスクの増加と関連しています」などということです。
では、なぜワインなのでしょうか?
そして、まぜ特に赤ワインなのでしょうか?
最初に一言述べておきますと、これは赤ワイン中に含まれる幾つかの物質と、飲んだ後に体内で生じる物質の、相乗作用による発がん率上昇だと思われることです。
1つ目は、どの種類の酒にも含まれているアルコールです。当然のことながら、ワインに限ったものではありません。最も発がん性の高いのは、アルコール(エチルアルコール)が分解されて生じるアセトアルデヒドです。
2つ目は、アルコールそのものです。口腔内や消化管の粘膜上皮は直接的にアルコールと接しますから、アルコールそのものの毒性を被ることになります。これは、アルコール濃度の高い酒ほど弊害が大きくなります。
3つ目は、ワインに最初から少量含まれるアセトアルデヒドです。これはワインの品質によりますので、特に酸化が進んでしまったワイン中には多くのアセトアルデヒドが生じてしまっていると言われています。
4つ目は、最も注意しなければない酸化防止剤として添加される二酸化硫黄(SO2;亜硫酸)です。この亜硫酸塩は食品添加物として許可されている物質ですが、やはり、アセトアルデヒドなどの他の発がん性物質と共存する状態になることによって、ワインならではの発がん性になるのだと考えられます。
3つ目までは、昔からワインにはある程度含まれていました。長い歴史の中で人間も少しずつ摂取してきました。
人種や体質によってはアルコールの分解が得意な人もいるので、そこまで恐れる必要はないのですが、、、
問題は亜硫酸塩ですね
亜硫酸塩が人体に与える影響は大きく3つ挙げられます。
①体内の消化に関わるバクテリアを遮断する働きがある。
②肝臓の活動源であるビタミンB1と結合して働かなくする性質がある。
③そして、喘息持ちの方には、少量の摂取でも有害反応を起こす、とも言われています。
最初の2つで言えるのは、肝臓の働きを鈍化させ、糖とアルコールの分解を遅くするということです。
それはイコール、・・・疲労や頭痛といった、二日酔い症状が長引く、ということ。
つまりアルコールの毒性を長く身体に滞留させてしまうということになります。
これが、「亜硫酸塩のせいで頭痛がする」の正体のようです。
かつて、有名な女優さんが、がんに罹った後にも、毎日のようにワインを飲まれていたことを思い出します。健康に良いと思って飲んでおられたのだと思いますが、がんを急速に悪化させることに働いていたのだと考えられます。
ワインが大好きという人も、たまに飲む、という程度で楽しんでいただければと思います。
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