今回は小中学生の自殺問題についてお話ししたいと思います。最近の報道によると、2022年の1年間で自殺した児童生徒の数は514人に上り、専門学校や大学生を含めると874人が自殺しています。この数は非常に大きな問題です。
自殺の主な原因
日本では、子供が亡くなる原因のトップが自殺です。次に大きな問題が控えていますが、今回は自殺に焦点を当てます。自殺の原因には、学校でのいじめや成績不振、家庭の問題などが挙げられます。しかし、これらの問題は昨日今日始まったわけではありません。
戦前や戦時中の方が、今よりもストレスが大きかった時代もありました。受験戦争が激しかった時代もありましたが、現在はそれに比べて入試は多少緩和されています。つまり、問題の根本はそこにはないのです。
子供たちが感じる「なんとなく」
自殺未遂をしたり、生きる希望を失っている子供たちが居ます。彼らに共通しているのは「なんとなく生きていたくない」という気持ちです。この「なんとなく」という感覚は、彼らが生きる目的や理由を見出せないからです。
人間は目的がないと行動に意義を感じられません。マラソンであればゴールが決まっているから走り続けられますが、終わりが見えないと走り続ける意味を失ってしまいます。同様に、子供たちは生きる意味を見つけられず、ただ生きることが苦痛になってしまいます。
生きる目的と生きがいの違い
ここで重要なのは、生きる目的と生きがいを分けて考えることです。生きがいは個々人の趣味や特技であり、何を楽しむかは十人十色です。しかし、生きる目的はもっと深いものであり、それがないと生きがいすら見つけられなくなります。
昔の教育には道徳や修身といった授業があり、これらは生きる目的を教えるものでした。偉人たちの生き方や日本の歴史を通じて、自分の存在意義を見つける教育が行われていました。しかし、戦後の教育改革によって、これらの教育が廃止されました。
教育の重要性
教育は国語や算数、理科や社会だけではありません。最も大切なのは、日本人としての誇りや生きる目的を教えることです。これが欠けているために、多くの子供たちが生きる意味を見失い、絶望してしまうのです。
子供たちに生きる目的を教えるためには、家庭や学校での教育が重要です。家族とのコミュニケーションや、歴史や文化を学ぶことで、自分のルーツや存在意義を理解することができます。
まとめ
自殺問題の解決には、対症療法だけでは不十分です。根本的な解決には、子供たちが生きる目的を見つけられる教育が必要です。自分の魂の成長を目指し、大和魂を持って生きることの大切さを教えることが、未来の日本を支える子供たちにとって重要です。
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