今回は「肺がん」についてお話ししたいと思います。肺がんで悩んでいる方、あるいはご家族で肺がんの方がいる方も多いのではないでしょうか。日本では肺がんの患者数が増え続けています。今日はその原因や治療法について詳しくお話しします。
肺がんの増加と原因
日本では昭和40年代から50年代にかけて、タバコが肺がんの原因として大きく取り上げられ、禁煙運動が広まりました。確かにタバコは肺がんの一因ですが、他にも多くの原因が存在します。WHOの報告によれば、がんの原因の第1位は「食」です。食ががんの原因の約30%を占め、タバコは15%、アルコールは2%です。
東洋医学の視点
東洋医学では、肺は「振り分ける」という機能を持つ臓器とされています。肺は酸素と二酸化炭素を分ける役割を持ちます。この肺の機能が悪くなる原因として、悲しみや陰鬱、喪失感などの感情が影響すると考えられています。さらに、肺に悪影響を与える食べ物として、甘いものがあります。
甘いものと肺がんの関係
甘いもの、特にお菓子や砂糖を多く含む食品は、肺に悪影響を与え、がんのリスクを高めるとされています。例えば、バナナやチョコレートなどの糖度が高い食品は、糖尿病やうつ病のリスクを高め、ひいては肺がんのリスクも増加させます。
食生活の影響
戦後、日本は砂糖の消費量が増加しました。これはGHQの政策によるもので、小麦粉や植物性油、乳製品などを多く取るようになりました。この影響で、ホットケーキやクッキー、ケーキなどの甘いものを取る習慣が広まりました。
タバコの影響と食生活
昭和30年代に比べ、現代の喫煙率は1/7に減少しましたが、肺がんの患者数は逆に7倍に増加しています。この矛盾を説明するためには、食生活の変化が大きく影響していると考えられます。特に、洋菓子や甘いものを多く摂取することが、肺がんのリスクを高めているのです。
肺がんの種類
肺がんには大きく分けて、小細胞がんと非小細胞がんがあります。小細胞がんは喫煙との関連が強いですが、全体の約2割に過ぎません。残りの8割は非小細胞がんであり、特に腺がんが増加しています。腺がんは植物性の油を多く摂取することでリスクが高まります。
油と肺がん
植物性油を多く摂取することは、特に腺がんのリスクを高めます。乳がんや前立腺がんなどのホルモン依存性のがんも同様に、植物性油の摂取が関与しています。
生活習慣の改善
肺がんの予防には、以下の点に注意することが重要です。
- 甘いものを控える
- 植物性油の摂取を減らす
- 規則正しい生活を送る
- 健康的な食生活を心がける
まとめ
肺がんの予防には、食生活や生活習慣の改善が不可欠です。特に甘いものや植物性油の摂取を控えることで、リスクを減らすことができます。
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