今回は「お肌のトラブルのシミ」についてお話しします。シミができないためにはどうしたらいいのか、東洋医学的な観点からお話しします。
東洋医学の視点
人間の進化と皮膚の役割
人間は直立二足歩行をする動物です。これにより、日光を直接浴びるのは主に頭部だけです。汗をかいて体温を調節する機能を持ち、メラニン色素が皮膚を守る仕組みが進化しました。熱帯地方の人々の肌が黒いのは、このメラニン色素の働きによるものです。
皮膚の健康と五行説
東洋医学の五行説(木火土金水)では、皮膚は「金」に属します。金は白黒をつける、分けるという概念を持ちます。皮膚の健康は、この金のバランスによって保たれます。金の不調は、悲しみや憂いといった感情の影響を受けやすいです。
現代の食生活と皮膚トラブル
現代の食生活では、特に植物性油の摂取量が問題となっています。戦前の日本人は、ほとんど油を摂取していませんでした。しかし、戦後のPL480条約によって、大量の植物性油が日本に輸入されるようになり、食生活が一変しました。
植物性油の影響
植物性油、特に外食産業で使われるパーム油は毒性が強く、皮膚や体内に蓄積すると健康に悪影響を与えます。これらの油は体内で酸化し、アルデヒドという有害物質に変わります。アルデヒドは皮膚にシミとして現れるだけでなく、脳内にも蓄積し、認知症の原因ともなります。
具体的な対策
油の摂取を控える
まず、植物性油の摂取を控えることが重要です。特に揚げ物や炒め物は避け、調理には動物性の飽和脂肪酸を使用しましょう。
加工食品を避ける
クッキーやケーキ、チョコレート、アイスクリームなどの加工食品には植物性油が多く含まれています。これらを避け、自然な食材を選びましょう。
自然なスキンケア
特別なスキンケア製品は必要ありません。石鹸やシャンプーは、添加物の少ないものを使用し、できるだけ自然な形で皮膚を保護しましょう。
結論
皮膚のシミを防ぐためには、東洋医学の視点と現代の栄養学を組み合わせた生活習慣が重要です。特に植物性油の摂取を控え、自然な食材を選ぶことが皮膚と全身の健康を保つ鍵となります。今回の話が、皆さんの健康管理に役立つことを願っています。
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