歯磨きに関する興味深い研究結果と議論

 

歯磨きは一般的に、虫歯や歯周病の予防のために重要なケア方法とされてきました。

歯ブラシや歯磨き粉を使用して歯垢やプラークを除去し、口腔内の細菌の増殖を抑えることで、口腔衛生を維持し健康な歯を保つことが目的です。

しかしながら、近年の一部の研究では、歯磨きやフロスの頻度や方法が虫歯や歯周病の発症に直接的な効果を与えるかについて疑問視する声があります。

これらの研究は、歯磨きやフロスがむし歯や歯周病の発症を防ぐ効果を持たない場合があると示唆しています。

 

また、歯磨きするほど虫歯や歯周病が増えるという説があります。

昨今の予防歯科では、歯磨き回数の増加やフッ素の使用が推奨されていますが、これらの方法によって歯磨きは効果的に虫歯や歯周病を減らすことはできません。

さらに、これらの方法には別の弊害も存在し、その弊害についての研究は制約されています。

 

たとえば、2015年の研究では、歯磨きやフロスによって口腔内のバランスが崩れ、逆に歯周病の発症リスクが高まる可能性があるという結果が示されました。

この研究は、歯科業界の商業的な利益や製品販売のために、歯磨きやフロスの必要性が過剰に主張されているのではないかと指摘しています。

 

有名な歯科医のジョセフ・フィリップス氏は、西欧諸国で多くの成人が歯周病に罹患していることを指摘し、「ブラッシングとフロスが本当に効果的なら、歯医者に頻繁に通う必要はないはずだ」と述べています。

さらに、先住民の詳細な歯科研究を行ったプライス博士によれば、先住民は現代の歯磨きやフロシングを行わずに歯石がついているにもかかわらず、虫歯や歯周病がほとんど存在しないという事実があります。

彼らが現代食を摂るようになってから、歯疾患や顎の問題が増加したとも指摘されています。

さらに、別の先住民族の研究においては興味深い結果が示されています。先住民族は伝統的な食事習慣を持ち、現代の歯磨きやフロスを行わずに口腔衛生を維持していますが、虫歯や歯周病の発症率が非常に低いことが報告されています。

これは、口腔内の常在菌や食事習慣などの要素が歯科疾患の予防に重要な役割を果たしている可能性を示唆しています。

日本の東京医科歯科大学の助教授である志村則夫氏は、「歯みがきのほうが健康的」と主張し、歯科疾患は口内の常在菌によるものであり、全身の健康との関連性を訴えています。

また、乳児院での研究では、甘いものを避けるよりも子供の自立心を大切にする方が効果的であることが示されています。

 

 

しかし、このような提案に対して日本ではオカルトとされることがあり、日本人は特に固定概念からの脱却が難しく

古い知識によって客観的な事実や興味が無視されてしまうことが指摘されています。

歯磨きに関する研究結果や議論は多岐にわたりますが、虫歯や歯周病の予防については従来の考え方に疑問を投げかける声も存在します。将来的にはより科学的な根拠に基づいたアプローチが求められるでしょう。

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