9割の人が間違えている!入浴の意味について

入浴と聞くと、身体を洗う・清潔を保つため・リラクゼーション効果などをお浮かべる人も多いですが、入浴の本当の意味・重要なことはそこではありません。

 入浴の目的を体の『洗浄』と思っている人が多いですが、洗浄はあくまで多くの目的の一つです。

 入浴の最大の目的は、それは

浮力による重力からの開放(体重を軽くすること)、体に水圧をかけること、そして体温を上昇させて末梢循環をあげること及び免疫力をあげることです。

病院で処方される薬の多くは、人間の身体の末梢循環を下げることはできても、末梢循環を上げることは不得手です。

ロキソニンやボルタレン、市販のセデスバファリンなどNSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬、解熱鎮痛剤)は、全て末梢循環を悪くします。

女性が生理痛で痛み止め(NSAIDs)を飲めば飲むほど、子宮内膜の血液循環が悪化しますので、生理痛はどんどん悪化し、痛み止めの悪循環から逃げられなくなります(薬の悪循環)

 また、膠原病や自己免疫疾患の治療で用いられるステロイドもNSAIDs以上に血液循環を悪化させますので、アトピー性皮膚炎などは、つけば使うほど皮膚症状は悪化して汗腺が減少して皮膚の正常なデトックス作用も失ってきます。その結果、一生ステロイドを使わなくてはいけない身体が出来上がります。ストロイド依存はさまざまな咲く影響を誘発しますが、最近では腎疲労(アドレナルファティーグ)を引き起こすことが知られています。

さらに単純に考えて末梢循環が悪化すれば、末梢の体温まで下がり、冷え性にもなってしまいます。

女性の冷え性が多いのは、生理痛からくる辛さから痛み止めを安易に使用することが多いことが背景にありますね。

 一方、東洋医学の代表ともいえる漢方薬であれば、末梢循環を改善することが可能である事に加え、西洋医学では不可能な(西洋医学の医師には想定外の事実ですが)、体温上昇をすることが可能です。

一般的に体温が1℃低下すると、、、

・白血球機能(免疫機能)はなんと37%も低下!

・基礎代謝は12%も低下!

・体内酵素の働きは50%も低下!

その結果、当然ですが癌やアレルギー(花粉症なども)を発症しやすくなります。

入浴不良の生活習慣の患者様は、当院にも沢山きています。総じて花粉症や偏頭痛、がんを繰り返している人がおおいです。

国内でも例を上げれば、、、

4~5年シャワーしかあびないでいたら、30代で乳がんを2回も再発

20年以上風呂につからず、洗うだけという方が多発性萎縮症に罹患している60代の方

10年以上シャワーだけで直腸癌になり末期でなくなった方

仕事がおわったらキンキンに冷えたビールを冬でものんで入浴しないでそのまま寝て胃がんで亡くなった方など沢山いるようです。

 

入浴の目的は、末梢の血液・リンパ系の循環をよくして体温も上昇させ、癌の予防やアレルギーの予防をすることです。

そのため、低温の風呂に長く入ってもリラックスすることはあっても、深部体温が上昇しなければ無意味です。

半身浴でダイエット・美容効果を期待している方も多いですが、乳がんになって亡くなってしまっては本末転倒です。

むかしの銭湯などは、みな43℃くらいの高温のお湯でした。その影響か40年以上まえは、こんなに癌やアレルギーや自己免疫疾患はありませんでした。

 

免疫機構の話をします。

HSP(Heat Shock Protein)というものがあります。熱ショックタンパクと言い、大やけどや大けがをしたときに分泌され、場所や組織を問わずに修復するタンパク質です。

掌蹠膿疱症などでは、このHSPの異常修復が手のひら足の裏にでることが知られていますし、重度の歯周病でも掌蹠膿疱症になることがわかっています。

 このHSPを産生する簡単な方法が、熱い風呂に入ることなのです。熱い風呂にはいると3日目にHSPの生産量がピークになります。

正しい入浴は、あらゆる疾患の予防や治療にすらなるのです。

大切なこととして、入浴のもう一つの目的は体に水圧をかけること。

 水圧がかかることで、むくんだ下肢(ふくらはぎなど)に貯まった疲労物質をリンパ管を介して、体内にもどし、腎臓で濾過して排泄を促します。

水圧がかかることで、腎臓にも膀胱にも圧力がかかるので、おしっこが出やすくなるからです。

大人でも入浴するとおしっこしたくなる人が多いのはこの影響です。

 最後に、浮力によって重力から解放されることも大切です。

アルキメデスの原理で、風呂に入ると体重は十分の一に減ります。浮力がかかると造血能があがり、新しい血液が生まれます。当然、免疫力もあがりますし、貧血にも対応可能です。

 貧血の女性が、ぬるい風呂で半身浴をして上半身の体温をわざわざ下げ、浮力もかけないで造血をせず、むしろ乳房の温度をさげて乳がんを発症させるような生活習慣をしている方は根本的に入浴を見直す必要があります。

 風呂は熱い温度で顎までつかり、浮力をうませて水圧をかけて入るのがよいのです。

 低体温はうつ病にも関与すると言われています。

結果、入浴は、、、

・末梢循環を改善し、

・体温を上昇させてうつやアレルギーや癌、自己免疫疾患などの予防

・36.5℃以上の平熱にする

これらの効果を簡単に手に入れることができます。

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