一定期間中にカロリー摂取を制限する断食(ファスティング)は、さまざまな理由や方法で、世界中で実践されています。
日本では、塩沼亮潤大阿闍梨が仏教の行の一つで『四無行(しむぎょう)』を満行したことが有名でしょうか?
四無行とは、断食、断水、不眠、不臥を九日間続ける修行です。 これは、食べず、飲まず、寝ず、横にならずこの4つがないということで四無行といいます。
一般の方には、このレベルの断食は大変危険ですが
例えば、健康改善や減量を目的に1日のうち一定の時間帯のみ食事を制限するインターミッテント・ファスティングを行う人もいれば
週に1日から数日、あるいは1日おきに断食を行う人もいます。
また、医療処置を受ける前に医師の指示に従って絶食するケースもあるでしょう。
カロリー摂取を制限することで、代謝、血糖値、体重、コレステロール値の改善の他、炎症や老化の抑制など、数多くの健康効果があることが科学的に実証されています。
このように体への効果が次々と報告される中、肌への断食の影響が気になるという方も多いのではないでしょうか。
断食が肌に与える影響については、それほど研究が進んでいるとは言えませんが、重要な研究結果がいくつかあります。
今回ご説明する断食を行うことによって肌へどのような影響をあたえるか?というのは、カロリー制限による肌への影響を指します。
同じく昨今話題の、スキンケア製品の使用を中断して(または最小限に抑えて)肌をリセットさせる「肌断食」とは別の概念ですのでお間違いなく。これについては別の機会に掲載致します。
肌に期待できる断食の効果
カロリー制限が肌にどのような影響を与えるかについてはまだまだ解明されていないことが多いものの、これまでわかっている重要なポイントを挙げていきます。
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