腰痛を診る上で考慮しておきたい病態
私がたくさんの臨床の所見を見てきた中の考え方があります。
腰痛の原因というのは基本的には全身のありとあらゆるところから原因になっていますので、
ここを診てくださいとあたりをつけることはできるのですが、
でも「必ずそこです」とは言いにくい症状ですね。
腰痛の方の体の状態がどうなているのかというと、
腰椎がハイパーモビリティなんですよ。
相対的に体の中で腰椎自体がかなり
動きすぎている状態になっているんですね。
過可動性になるからヘルニアにもなるし、
負担のかかりやすい状態にもなるし、
狭窄したり滑ったり挟んだり飛び出したりしているんですね。
腰痛というのは、かなり多くの方が
ハイパーモビリティという病態になっていることが多いです。
腰背部を固めたり、股関節可動性がないという
パターンの腰痛の方もいらっしゃいますけど、
ひとつの所見としては身体の全体のバランスで診たときに
腰椎がハイパーモビリティになっている。
こういう所見が得られる方が多いです。
あなたの腰痛も腰椎のハイパーモビリティがあるとしたら、
その原因COCONでは探していきます。
腰椎が動きすぎてしまっているということは
必ず仙腸関節、股関節、膝関節、胸椎、頚椎が固くなりすぎているので
腰椎がハイパーモビリティにならざるを得なくなってしまっているんですよね。
治療の方針としては、腰痛で筋トレを
やっても改善される方もいますけど、
施術の治療効果を発揮し、今すぐ瞬間的に
痛みをなんとかしようと思ったら、
まずは、固さをとっていかなければいけません。
それは現場ですぐに取れるので、こちらの方が患者さんとしても
先生に良くしてもらったと思ってもらえたり、効果を実感してできたりします。
筋トレはやっていけば筋肉はついていくが、基本的には自分でやっていくアクティブな作業になるので、
基本的にはこちらが施術して狙うべき結果ではないんですよ。
リハビリの現場では筋トレがいらないというわけではないが、
時間がある程度かかる。 時間がかかるということはそれだけで、患者さんのストレス。
現場では痛みを取った後にいろんな動作を作っていかなければいけないので、
痛み治療にかけれる時間がないという観点からも固いところをとったほうが早いんです。
そこから次にいけるし、結果も出せるし、実感もしてもらえるし。
平行しながら筋トレをやってもらうというのがベストです。
それが私の腰痛に対する持論です。
腰椎がハイパーモビリティになっているので、
それを形作っている因子が仙腸関節、股関節、膝関節、胸椎、頚椎とあるので、
そこをしっかりと改善していく治療を展開していくことが基本になります。
さらに詳しく、知りたい方はCOCONに遊びに来てください!
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