外出自粛により、自宅の中にいる機会が増えました。
時間もあるし、少し手の込んだ料理でもいつくろうかな…
と
考える方も多いと思います。
お子さんがおられる方は、お菓子つくりを親子で楽しむ方も増えていると聞きます。
お菓子つくりと言えば
乳製品を多用しますよね。
そこで、
知っている人は当たり前のように知っている…
知らない人は衝撃的な論文のご紹介です。
久しぶりに、乳製品(特に牛乳)の摂取に関する、最新論文が発表されていました。
Int J Epidemiol. 25 Feb 2020,dyaa007, “Dairy, soy, and risk of breast cancer: those confounded milks”
『牛乳の飲用で乳がん発症率が最大80%増加』(北米の最新報告より)
もともとガン経験のない平均年齢57歳の北米人女性52,795人の、7.9年間追跡研究では…
・1日あたり1/4~1/3杯の乳製品を摂取すると、乳がんリスクが30%増加した。
・1日あたり1杯では、乳がんリスクが50%増加した。
・さらに1日2~3杯飲むと、乳がんリスクは70〜80%まで増加した。
また、全脂肪乳でも低脂肪乳でも同様の結果が得られた。
この背景には、一般に搾乳する乳牛の約75%が妊娠牛のため、乳製品における性ホルモン(エストロゲン)の残留が原因である可能性がある、と研究者は述べています。
さらに、乳製品に含まれるIGF-1(インスリン様成長因子-1)も影響しているとのこと。
今までに、牛乳と乳がん発症の相関は、関連するデータや、関連していないというデータもあり、賛否が分かれますが、
今回の最新発表では、久しぶりに物議を醸すことになるでしょう。
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