認知症やパーキンソン病に重大な影響を与える咀嚼回数の減少の問題パート③

さて、パーキンソン病にある前に臭覚障害があるというお話をしました。

この臭覚異常に実は咀嚼が関係あるのです。

咀嚼機能が衰えると、臭覚も衰える。http://cocon.under.jp/2021/01/08/%e5%8f%a3%e8%87%ad%e3%81%ab%e9%96%a2%e3%81%97%e3%81%a6/

歯の残存歯数が認知症や寝たきりに大きく関係していることは既知の事実です。

しっかりと歯が残っていて、毎日、健康に食べ物を咀嚼していると脳機能が正常に維持されていることが認知症を予防しているエビデンスが数多く出されています。

大人の脳の中で、記憶に関係する海馬と嗅覚に関係する脳室下層では、なんと神経が活発に新生しているのです。 旭川医科大学医学部の宇津木千鶴先生らのある実験において、粉末飼料を1ヶ月食べていたマウスは、脳室下層の神経新生が低下し、嗅覚機能が低下することが示されています。Hard-Diet Feeding Recovers Neurogenesis in the Subventricular Zone and Olfactory Functions of Mice Impaired by Soft-Diet Feeding Chizuru Utsugi et.al, published: May 9, 2014https://doi.org/10.1371/journal.pone.0097309

柔らかい餌を食べ続けていると匂いを嗅げなくなるのです

そして、粉末飼料を固形飼料に換えて1ヶ月飼育しても、神経新生は低下したままで、嗅覚機能も低下したままだったのです。

これは一旦、嗅覚機能が低下するとすぐには回復しないことを示します。

しかし、固形飼料を3ヶ月食べ続けたマウスは、神経新生がかなり回復し、嗅覚機能が回復するのです。硬い飼料を食べると、三叉神経主知覚核、脚橋柀蓋核および黒質緻密部というところの神経活動が活発になります。

これは、以下のことを示します。

口腔機能低下から黒質緻密部が機能低下になる流れ

①口腔感覚の減少によって、三叉神経主知覚核の活動の低下が生じます。

②これによって、大脳の視床、大脳皮質感覚野および運動野を経由した経路での脚橋柀蓋核の神経活動の低下が生じます。

③中脳の黒質緻密部の神経活動が低下します。

④黒質緻密部からのドーパミン作動性神経のドーパミン放出が低下し、脳室下層の神経新生が低下します。

⑤脳室下層からの新生神経の供給が減少したために、嗅球の神経細胞のにおい応答が低下し、においの忌避などの嗅覚行動が障害されたのです。

また、嗅覚機能の回復は、上記とは逆に①口腔感覚の減少による三叉神経主知覚核の活動を亢進します。②大脳の視床、大脳皮質感覚野および運動野を経由した経路での脚橋柀蓋核の神経活動の亢進します。③これによって中脳の黒質緻密部の神経活動が亢進し、④黒質緻密部からのドーパミン作動性神経のドーパミン放出が回復し、脳室下層の神経新生が回復する。⑤脳室下層からの新生神経の供給が回復したために、嗅球の神経細胞のにおい応答が回復してにおいの忌避などの嗅覚行動が正常にみられました。

要するに

手っ取り早く家言えば、早食いや丸呑み、かみ合わせが悪いなどの咀嚼不良によって臭覚異常が惹起され、パーキンソン病やレビ-小体型認知症に影響している可能性があるのです。

これは、歯が少ないことで認知症の発症率が多くなることと大いに関係があります。

もちろん、ラットと人間は違うので直接当てはめてはいけないかもしれませんが、口腔医学を排除した西洋医学で解明できないことが、口腔医学では常識だったりすることがよくあるのです。

とくに、子供のうちから清涼飲料水のガブ飲みや、食事の前に水分の過量摂取は、認知症を発症させる遠因になりかねません。

咬まない子供が増えていることに、本当に危機感をおぼえています。

つまり、これら疾患は、

乳幼児期に母親が何をしたのかで大きく決まり、その後の子供の生活習慣は、夫婦や家族の価値観できまり(甘いもの大好き、柔らかいもの大好き、ジュースなどの清涼飲料水が大好き)、家族が寝言や便秘をしているのに気が付かない個人主義をしていることからスタートするのです。

しかも、精神科医は、絶対にこれら疾患は治せません。

なぜならば、学問体系そのものが西洋医学は対症療法(アロパシー)そのものだからです。https://kotobank.jp/word/%E3%82%A2%E3%83%AD%E3%83%91%E3%82%B7%E3%83%BC-28934

これら疾患を治す為には、西洋医学に医学ではない発達学・発育学・発生学を織り込み、さらに東洋医学と口腔医学を組み合わせ、波動による診断や運動鍼や頭鍼、波動診断・波動治療機器をつかう、極めて柔軟な脳が治療家に必要なのです。

そのため、自分が専門医である、専門家である、という治療家には絶対に治せません。

学問や教養を縦割りではなく、蜘蛛の巣のように柔軟で医学以外の知識や技術を網羅する、ネットワーク型の頭脳や施術が必要なのです。

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